一重まぶたの特徴を知ろう
上まぶたの内側には、瞼板(けんばん)と呼ばれる細長い、芯のような
板が入っています。
一重まぶたの場合、目を開ける際に、まぶたの上の方から伸びた筋肉がまぶたと瞼板を引き上げるという、シンプルな構造になっています。
ところが、二重まぶたの場合、筋肉が枝分かれして、上まぶたの皮膚にもくっついているため、目を開けたときに、まぶたの皮膚が一緒に引き上げられて二重になります。
アイプチやテープなどで二重まぶたにするのは、枝分かれした筋肉を擬似的に作っているのですが、アイプチで二重になったという方には、潜在的に二重になる条件が揃っていたといえます。 また、蒙古ひだと呼ばれる、目頭に覆いかぶさっている上まぶたのひだによって目頭から皮膚が強く引っ張られて、一重まぶたになっている場合もあります。
まぶたの筋肉の特徴を知ろう
まぶたには、まぶたを引き上げる上眼瞼挙筋(じょうがんけんきょきん)と瞼板を引き上げるミューラー筋があります。
一重まぶたは、一般的に上眼瞼挙筋が弱いといわれています。
また、上眼瞼挙筋を鍛えると、目力がつき、目元の印象が強くなります。
毎朝、「目をぎゅっとつぶって、パッと開く」運動を習慣にすると筋力アップの効果がでます。
ただし、ミューラー筋は、鍛えることができません。
さらに、ミューラー筋をこすると、薄く長く伸びて、まぶたがたるむ原因となります。
まぶたがたるんで、腫れぼったくならないように、アイプチやアイメイクを落とす際は、必ずまぶたをこすらないように注意が必要です。
二重ラインエクササイズ
はじめに、二重ラインを作り、繰り返しクセ付けすることでラインを定着させていきます。
人指し指と中指の腹で目頭と目尻を押さえて、指を軽く外側に広げるとまぶたが引っ張られて、二重ラインができます。
そのまま、眉は動かさずに上目づかいの状態で、二重ラインを維持します。
これを、1日に数回、鏡を見ながら行います。
慣れてくると、まばたきをしてもラインを維持できるようになります。
蒙古ひだマッサージ
頑固な蒙古ひだをマッサージすることで、蒙古ひだの張りをやわらげます。
親指と人差し指で鼻をつまむような要領で、目と目の間を少し強めにぎゅっとつまみます。
これを、1日1回、30秒から1分をめどに行って下さい。
また、お風呂上りに行うと効果的です。
(爪で、目や皮膚を傷つけないように注意が必要です。)