ホントに怖い!眼輪筋の衰え
眼輪筋の筋力の低下は、本来の機能だけではなく 見た目にも、恐ろしい影響が出てきます。
眼輪筋の役割
眼輪筋は、目のまわりを覆っているドーナッツ状の筋肉で
まぶたの開け閉めが主な役割です。
また、眼輪筋が動くことで、鼻の付け根にある涙嚢(るいのう)と呼ばれる袋が スポイトのように涙を集めて、涙の循環を助けています。
眼輪筋が衰えると・・・
眼輪筋の筋力の低下は、ドライアイの原因となる上下の瞼がつかない 「不完全瞬目」といった、まぶたの開け閉めに関係する症状や 涙の循環の悪化だけはなく、見た目にも大きな影響を与えます。
筋肉の衰えによってまぶたがたるみ、目の下のくまや
老け顔の原因になります。
さらに、まぶたがたるんで垂れ下がってくることで
目が小さく見え、目元の印象がぼやけてしまいます。
また、目の下のちりめんシワや目尻にできるカラスの足跡などの 目元のしわの原因になります。
正しく眼輪筋を使っていますか?
目をぱっちり開けようとした時に、おでこに横ジワができる場合はまぶたの筋肉の力ではなく、前頭筋と呼ばれるおでこの筋肉の力で目を開けとしています。
日常的に、眼輪筋を使わずに前頭筋に頼っていると、眼輪筋の衰えの原因になるため、普段から眼輪筋を意識することが大切です。
眼輪筋トレーニングの方法
ウェイトトレーニングでは、重いものを持つことで、通常の運動よりも筋肉にかかる負荷が大きくなって、筋肉が鍛えられます。
眼輪筋トレーニングも同様に、目を開けたり閉じたりする通常の運動に対して、筋肉にかかる負荷を大きくして、筋肉を鍛えます。
トレーニング1
顔は天井を向いた状態で、目だけ真下を見て、ゆっくり10回まばたきします。 次に、あごを引いた状態で、目だけ真上を見て、ゆっくり10回まばたきします。
トレーニング2
人差し指で目尻を軽く外側にひっぱった状態で、目をぎゅっと閉じます。 外側にひっぱった指が、内側に引き戻される感覚があれば、筋肉に正しく負荷がかかっている証拠です。
トレーニング3
人差し指で目尻のやや上を押さえ、外上方にひっぱった状態で、目をぎゅっと閉じます。 次に、人差し指で目尻のやや下を押さえ、外下方にひっぱった状態で、目をぎゅっと閉じます。 それぞれ5秒、左右交互に3回ほど行います。
トレーニング4
鏡を見ながら、10秒ほどまぶしい目つきをします。 普通の状態に比べて、下まぶたが2~3mm上がっているのを確認して下さい。
トレーニング5
上まぶたの中心のあたりを引き上げるようにして、眉毛の下で押さえます。 この状態で目を閉じます。
上まぶたが固定されて閉じられないため、下まぶたが目を閉じようとして 通常よりも、上に上がっていることがわかります。