【目に黄色いシミ】目力低下どころか視力低下する瞼裂斑に注意!|目力向上ラボ

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2012年10月30日
【目に黄色いシミ】目力低下どころか視力低下する瞼裂斑に注意!

メイクの出来栄えで最も気になるところと言えば目元。マスカラがにじんでパンダ目になっていないか等、色々とチェック項目はあると思いますが、そのなかに眼球のチェックも入れてください。一体なぜ?と思うかもしれませんが、もし白目が黄色かったり赤く充血していたりしたら、瞼裂斑の可能性があるからです!

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白目に黄色いシミがあったら、瞼裂斑かも!?

メイクに最も気合を入れる場所と言えば目元ですよね。
太くアイラインを引いたり、まつ毛のエクステを装着したり、マスカラを重ね付けしたりetc。
いかに目を大きく見せ、目力をアップさせるか。
目でメイクの完成度が決まると言っても過言ではありませんから、勝負どころです。

でも、いくらアイメイクばっちりでも、肝心の目が不健康で濁っていたりしたら台無しです。
眼球がキレイに澄んでいて、キラキラ輝いていないと、目力半減&せっかくの努力も空しく終わってしまいます。

ドキッとした方は、一度鏡を見て自分の目をよ~くチェックしてみましょう。
もし白目が黄色く変色していたりしたら、瞼裂斑の疑いがあります。

主な原因は、紫外線&コンタクトレンズ

瞼裂斑は“けんれつはん”と読み、白目部分に黄色いシミのようなものができた状態のことを言います。
目頭側にできることが多いですが、人によっては目尻側にできることもあります。
また片目だけのこともあれば両目にできることもあり、色の濃さ・大きさや形状なども千差万別です。

瞼裂斑ができる主な原因は、紫外線やコンタクトレンズとされています。
白目は下から順に強膜、テノン嚢、結膜という3つの組織が重なることにより構成されているのですが、紫外線が当たったりコンタクトレンズで刺激を受けたりすると、結膜部分が厚くなるという現象が起こります。

この厚くなった結膜が、私たちの目には白目の黄色いシミとして映るのです。
これが瞼裂斑の正体であり、瞼裂斑ができるメカニズムです。

『瞼裂斑炎』や『翼状片』に進行する恐れあり!

瞼裂斑は重い病気ではありませんが、美容的観点から見て良いものではありませんし、瞼裂斑炎を起こす原因にもなるので早めに手を打ったほうがよいです。
瞼裂斑炎とは、白目が厚くなったせいでまばたきの際に摩擦が生じ、炎症を起こしてしまった状態のことを言います。
また黒目に白目が侵出してきたような状態になる『翼状片(よくじょうへん)』に進行する恐れもありますから、やはり放っておかずに眼科を受診することをお勧めします。

目薬や手術で治療しますが、手術はよく検討して

瞼裂斑の段階では、特に治療は必要ありません。
医師より経過観察を勧められることが多いです。
しかし瞼裂斑炎を起こしていた場合は、炎症を鎮める効果のあるステロイド系の目薬などを処方されますから、用法などを守って点眼しましょう。

もし翼状片まで進行していたら、視力に影響しますから手術によって瞼裂斑を取り除く必要があります。
再発しやすいという難点がありますが、有茎弁や遊離結膜弁を移植する、0.04%マイトマイシンCを点眼するなど予防策はあります。

なかには見た目を気にして、瞼裂斑の段階で手術を希望する方もいますが、再発の可能性を考えてもあまり良い事とは言えません。
治療方法については、やはり医師とよく相談した上で決めるのがベストです。

著者:伊藤義雄

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書きたいものがありすぎて書かせてもらっているライターです。趣味は鉄道旅行、写真を撮ることもあるが実際に乗車して車両の個性を体験したいタイプ。尊敬する人は宮脇俊三さん。目標は全国鉄道制覇